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鹿児島県の塗装職人
会社名:JPM 鹿児島店
西谷 誠
所在地:鹿児島県鹿児島市武岡4-3-1
ワンランク上の外壁リフォームをしたい方必見!塗装と相性のいいカルセラの使い方とは
外壁のリフォームといえば塗料施工が一般的ですが、タイルを使ってリフォームする事例もあります。
今回ご紹介するのは「カルセラ」というタイルです。
カルセラはメンテナンスフリーで非常に耐久性が高い素材です。
タイルを貼ることでデザイン性を高めることができます。
加えてレンガ調のような風合いを出すことができるので高級感を出したい場合にもぴったりです。
今回はカルセラを使った外壁リフォームについてご紹介します。
カルセラとは
カルセラとは玉川窯業株式会社から販売されているタイルです
高級感があふれるレンガ調の外観から、店舗内のインテリア素材まで、屋内外を問わず自由にご使用いたけます。
玉川窯業株式会社ホームページより引用
カルセラタイルを使った外壁リフォームは何がいいの?
塗装だけで行う外壁のリフォームもいいのですが、カルセラのタイルを使うと何がいいのでしょうか?
カルセラタイルのメリット、デメリットについてまとめてみました。
メリットその1 耐久性がある
塗装の場合は塗装材に何を使うのかにもよりますが、カルセラを用いた方が雨や雪、紫外線に対する耐久性があがります。
また外壁塗装だと10年前後で塗り直しをする必要がありますが、カルセラタイルで施工した部分はメンテナンス不要です。
メリットその2 デザイン性
タイルを使うことによって塗装のみの場合よりもデザイン性を高めることができます。
後の施工事例でご紹介しますが、塗装のみの場合と比べるとタイルを用いた部分に立体感が出てデザインとしての価値が高まります。
メリットその3 高級感
外壁全てをタイルにするとデザイン性も加え高級感が増します。
カルセラはタイルですが、レンガのような風合いを出すことができるので重厚感があります。
例えば中古住宅の場合築年数に応じてどうしても古さが目立ってしまいます。
そういう場合に塗装と併用してタイルを貼るだけでも古さをタイルの高級感で補うことができますし断熱性能を向上させます。
デメリット コストがかかる
いいことずくめのカルセラタイルですが、もちろんデメリットもあります。
それは金額が高くなるということです。
カルセラタイルを使うことでリフォーム時のコストはかかりますが、カルセラはメンテナンス不要の素材です。
塗装だけのリフォームと比べればその費用はどうしても高くなってしまいます。
ただ、塗装はどうしても何10年かに一度は塗りなおしてメンテナンスすることが必要ですが、カルセラタイルはそれが不要な素材です。
長期的な視点で見れば実は高いともいえないのかもしれません。
カルセラの施工手順
0.施工の前に注意点
カルセラタイルは既存のサイディングの上に貼ることになりタイルの分だけ外壁に厚みが出ます。
したがってベランダの笠木は既存のものが使えなくなる場合もあり、一回り大きいサイズのものに施工することになるケースも出てまいります。(赤丸で囲んだ部分がベランダ笠木です。)
エアコンのダクト、電気ガスメーターなど外壁についているものは全てはずせる部分は最初で撤去しタイルの施工を行い終わったら全部の元通りに戻します。
このような手順に基づいて施工が行われることを知っておきましょう。
1.足場組み立て
2.高圧洗浄
3.養生
4.下地調整
タイルを貼るための下準備です。
サイディングには凹凸があるので、このままではタイルを貼ることができません。下地を塗ることでサイディング部分を平らにします。
5.ジョイントテープ貼り
ジョイントテープもタイルを貼るための下準備です。
ジョイントテープは建物が揺れた時や、夏と冬の寒暖差によるサイディングの伸縮から起こるタイルの剥落を防ぐために貼ります。
家自体の補強にもなります。
テープ貼り後 ▼
6.セラタック塗布
セラタックはタイルを貼るための接着剤でもありタイルの目地の役割も兼ねています。
7.カルセラ張り
カルセラタイルを貼る際の注意事項は、タイルとタイルの間の目地幅を広く取りすぎないことです。
目地の幅が広いと紫外線にさらされる面積が増えるので、ボンドや目地の劣化が早くなってしまう恐れがあります。
8.施工後
カルセラの施工事例
全面的に使った場合
カルセラを使った施工事例をご紹介します。
こちらはカルセラタイルを全面的に使った場合の施工例です。
施工前 ▼
施工後 ▼
全面にカルセラタイルを使っているため圧倒的に施工後の方が高級感が増していますね。
一部分だけに使った場合
また一部分だけにカルセラタイルを使うのもおススメです。
施工前 ▼
施工後 ▼
ベランダの外側だけカルセラを貼りました。アクセントになりますね。
外壁の1階部分で使った場合
施工前 ▼
施工後 ▼
外壁の1階部分をカルセラで貼りました。お家のイメージがガラッと変わります。
このように全部同じではなく一部分だけ変化を持たせると外壁のアクセントとなりデザイン性が上がります。
まとめ
カルセラはメンテナンスフリーなタイルです。
リフォーム時に取り入れることでレンガのような高級感を出すことができます。
予算に応じて全面張り、部分張りどちらにするか選べます。
塗装のみに比べると費用は上がりますが、カルセラがメンテナンス不要の素材のため長期的な目線で考えると高いとは言い切れないのかもしれません。
外壁リフォームの時は塗装という方法が一般的ではありますが、カルセラタイルを使うことも選択肢として覚えておいていただければ幸いです。
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