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完成後も、10年後も美しく
会社名:JPM 東大阪北店
永濱 正明
所在地:大阪府東大阪市長田2-12-5-102
外壁塗装の色選び。 成功のコツと、失敗か?と悩んだ時の対応策を教えます!
家の”外観”は、最も多くの人に見られる部分。
自宅に招いたゲストだけでなく、道ゆく全ての人の目に否応なく映ります。
特に外壁は、マイホームの第一印象を決める最大のポイントといっても良いですね。
なかでもカラーをどんなふうにするかは、みなさんの悩みどころではないでしょうか?
同じデザインの家でも、塗装色の選び方によって印象は大きく左右されます。
私どものお客様を見ていても、外壁の色を選んでおられる時の様子は人それぞれ。
ものの5分もかからずに、さっと決めてしまわれる方。
悩みに悩んで1ヶ月…それでも決められない!という方。
環境に溶け込むような落ち着きのある色を、とおっしゃる方。
さりげなく個性を表現したいと思われる方。
気分一新!イメージチェンジを希望される方。
その人の性格や個性も強く表れるのでしょうか。本当にさまざまです。
そして、悩み始めるときりのないテーマでもありますね。
今回のコラムでは色選びに不安やお悩みを抱える方に向けて、
満足できる外壁色をスムーズに選ぶコツをお伝えしたいと思います。
まずは肩の力を抜いてリラックス
外壁塗装は約10年に一度!塗ったら10年間は同じ色。
失敗は許されない、ベストな選択をしたい!
お気持ちはよくわかります…が、まずは深呼吸してください。
悩めば悩むほど、迷った末に決まらない。
決めた後も気になって仕方がないものです。
あっさりスパッと決めてしまった方が、意外と満足いく仕上がりになる場合が多いように思います。
煮詰まった頭を切り替え、思い迷う心は一旦リセット。
自分のインスピレーションを信じて、もう一度まっさらな気持ちで向き合ってみましょう。
そのうえで、以下のポイントに沿って検討されてはいかがでしょうか。
ポイント<1> 周辺環境との調和を考える
簡単に言えば“悪目立ちを避ける”ということです。
落ち着いたシックな家が立ち並ぶ中に、ビビッドな原色の家があったら?
目立ちますよね…おそらく悪い意味で。
「あのピンクな家」などと呼ばれるのはもちろん、ちょっと変わった人が住んでいるのでは?
という余計な先入観を持たれかねません。
たとえば、美しい外国の街をイメージしてみてください。
ひとつひとつの家が集まって、その素晴らしいロケーションを生み出していることにお気づきではないでしょうか。
日本にも“景観法”という法律や条例があります。
たとえば京都や奈良などの古都では、コンビニやファーストフード店も2トーン以上抑えた落ち着きのある色合い。
昔ながらの古い家々の佇まいに、しっくりと溶け込んでいます。
一度、お住まいの地域の景観法をチェックされると良いかもしれませんね。
(画像参照元: http://news.mynavi.jp/news/2013/09/03/075/)
人も憧れるような、素敵な家並みの中にマイホームが存在すること。
それはあなたの家の価値までも高めてくれる、非常に恵まれた条件なのです。
ぜひ、充分に意識して色選びをしてくださいね。
ポイント<2> オススメは”標準色”からのセレクト
(↑ パーフェクトトップの標準色カタログです)
各塗料メーカーのカタログには、“標準色”があります。
住宅の色としてまず間違いのない、実績のある人気色ばかりを30〜40色ほど集めたものです。
もちろん好みの問題はありますが、標準色の中から選べば、奇抜な色に仕上がる心配はまずありません。
一般的に見ておかしいと思われる色は入っていませんから、安心してお選びいただけます。
ちなみに流行を意識するなら、最近の傾向では淡い色が人気です。
隣家との距離が近ければ、正面は濃い色でも側面は明るめにすると良いかもしれません。
あくまで気遣いの範疇になるのですが、お隣さんから見える窓の外の明るさ、暗さがかなり違ってくる場合があります。
ポイント<3> さらにこだわるなら?”ポケット版”にトライ!
メーカーの標準色に、これだ!と思える色がなかった時。
もう少しトーンが濃ければ、淡ければ…というこだわりがある時。
日本塗装工業会発行の、“ポケット版”という色見本帳があります。
工業製品全般の塗装に使われる色を含め、多種多様な色が揃っていますから、きっとお好みの色が見つかるでしょう。
しかしご注意いただきたいのは、原色を始めとする
“一般の住宅に適さない色”も掲載されているということです。
もし心配な場合は、施工業者さんに相談してみてくださいね。
きっと良いアドバイスをもらえるかと思います。
ポイント<4> 実際の塗装イメージをつかむには?
けっしておかしな色でなくても、思い描いていたイメージとの差が大きいとショックです。
意外と良い♪と思えれば万歳ですが、失敗した!というネガティブな思いが強くなりがちです。
そのリスクを減らし、安心してリフォームを楽しむには、
選んだ塗装色と仕上がりイメージの差を最小限にしておくこと。
そのための方法やツールをご紹介しておきますね。
【A4見本板】
メーカーカタログやポケット版で候補となる色を絞ったら、次は大きめの見本板でイメージを確認します。
色彩とはサイズによって印象が違って見えるものです。
大きくなると濃く強く感じることも、逆に薄く思えることもあります。
実際の外壁では、A4見本版よりもはるかに面積が大きくなります。
ということは違って見える可能性はもちろんある、のですが…判断の参考にはなるかと思います。
実際に家の外壁にA4見本板を置いてみるといいですよ。
陽の当たり具合によっても、外壁の色はだいぶ違って見えます。
陽射しの明るい時と曇りの両方を確認しておくと安心です。
【カラーハーモニーIII】
どんな雰囲気の色にしようか?
まだイメージの固まっていない方にオススメなのが、カラーハーモニーIII。
日本ペイントのカラーラインナップである”ハナコレクション”全149色が掲載されています。
気軽にパラパラめくりながら、イメージを膨らませてみてくださいね。
家のイラストが印刷された透明フィルムをカラーシートの上に乗せて、
さまざまな組み合わせを楽しむこともできますよ。
【カラーシミュレーション】
好きなカラーイメージはあるけれどマイホームに似合うのかわからない。
どんな印象になるのか確認してから決めたい!
そんな時には、カラーシミュレーションを試してみてはいかがでしょうか。
ソフトを使ってご自宅の写真を取り込み、色加工によって近いイメージを再現するツールです。
“全体のイメージ”を確認するには、非常に便利でわかりやすいです。
ただ、あくまでもパソコンモニター上での画像です。
完全に同じ色味が表現できるわけではないとお考えください。
実際の色と比較すると、若干の差異を感じることもあります。
【透明シート】
個人的にイチオシなのは”透明シート”でしょうか。家の写真の外壁部分のみを透明に加工したシートです。
実際の塗装見本の上に乗せると、質感も含めたまさに”実物そのもの”で外壁を確認することができます。
最も実際のイメージに近く、お客様にとっても違和感が少ないと感じています。
ポイント<5> 失敗したかも…と思った時は?
塗装が始まった時、塗装中、塗装完了時、足場撤去後。
この色で本当に良かったのか?
色選びを間違えたかも?
思っていたのと違うような気がする…
不安に襲われる時や、迷いが生じる時があるかもしれません。
まずはご依頼の施工業者さんに気持ちを打ち明け、相談してください。
外壁塗装という一大イベント。
大きな変化を前に、どうしても心が揺れてしまう。
そういったお客様は、意外とたくさんいらっしゃいます。
仕上がりから数ヶ月経ち見慣れてきて、『やっぱりこの色で良かった!』と満足される方もいるほどです。
よく考えて決めたはずなのに、それでも心配になってしまった時。
多くの現場を目にしているプロのアドバイスが、冷静さを取り戻すきっかけや、これで大丈夫!と再確認する手助けとなるかもしれません。
でも、どうしても色を変えたい、今からでも変えたい。その気持ちが変わらない時には?
…その場合も、とにかく”早く”相談しましょう。
現実的に変更する場合を考えても、塗料、施工費用、足場など、工事が進むほどに追加費用が大きくなってしまいます。
そんな事態を避けるためにも、打ち合わせの段階から塗装業者とよく話し合って決めると安心感が大きいと思います。
プロの意見も取り入れつつ、充分に納得して決断できると良いですね。
まとめ
楽しくも悩める、外壁塗装の色選びについてお話してきました。
上手に進めるポイントをおさらいしておきましょう。
①リラックスして臨む。
②景観との調和を意識する。
③まずは標準色から、こだわるならポケット版でセレクト。
④色見本やツールを活用し、完成イメージを鮮明にする。
>⑤不安や疑問はプロに相談!
そして最後にひとつ、付け加えておきますね。
“毎日見慣れていたマイホームが違う色になる”
わかっていたとしても、これは大きな環境の変化です。
無意識ながら気持ちがついていけず、失敗かも?という不安な思いが一定期間続くことがあります。
それがいつまでか…というと、あなたが見慣れるまでなのですが(笑)
徐々に新しい外壁に目が馴染んだ頃。
その時には、やっぱりこの色で良かったな~と思える可能性が高いですから、
あまり気にしすぎないようお過ごしください。
美しく生まれ変わった姿を思い描き、ポジティブな気持ちで選んだ新しい色の外壁。
きっと、見違えるように素敵なマイホームになりますよ!
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