塗装は必要ないと思っている方に読んでほしい!歴史からみる塗装の意義とは?

  • 愛媛県の塗装職人 会社名:JPM 愛媛店
    岡 宣行
    所在地: 愛媛県新居浜市宇高町5-8-9

塗装とは塗料を塗ること。では、なぜ塗るのか?

よく言われることですが
1.美観の向上、復元
2.保護、延命

この二つが代表的なものですね。
今回は2の保護、延命について私なりの考えを書いてみたいと思います。
少し脱線してるように思いますが、塗料の歴史から少し。
じわじわ本題に戻します。笑

ざっくりと塗料の歴史

歴史上最も早く塗料が登場したのはなんと1万5千年前の旧石器時代という説があります。
壁画に使われている絵の具が塗料《鉱物系の顔料》というもの。
ずっと最近になりますが我が国では漆などが始まりではないでしょうか。
それから近代になる頃に『日本特許第一号  錆止め塗料及び其の塗り方』が登場しました。

錆の損失はいくら?

全特許の中で錆止めが一番なんですね〜。
ふ〜ん。錆止めか。  と思った貴方!
錆による損失をご存知でしょうか?
日本だけでも年間1000億円以上と言われております。

錆が進むことによる損失だけで1000億です。(・・;)

 

橋梁や大規模なプラントなどが莫大な費用をかけて比較的短期サイクルで塗り替えを行う事も
ある意味では節約なんです。
金属や有機物などの物質はより自然で安定的な物に常に戻ろうとしています。
金属であれば鉄鉱石。錆びていくのは精錬される前の姿に戻ろうとしているんです。

人類が強制的に圧倒的短時間で金属を作ってもまた元の姿に戻ろうとします。
そこで満を持して錆止め塗料の登場です。
塗るだけで錆の進行を一定程度抑制できる。
その他の素材も同じく、塗装により劣化をコントロールできます。

セメント系なら中性化抑制や乾燥させるために通気させる。
もしくは水分を吸収させないために防水する。
木質系は防腐性、防虫性の向上など多岐にわたる目的があります。
そして、すべての塗装に言える私なりの考え方があります。

塗装の意義

『素材やそれにまつわる部分を守る為に塗装はある。守り方はいたってシンプル、身代わり。』
ボディーガードなのです(´・Д・)」
劣化した塗膜を見るたびに、
『よくぞここまでお家を守ってくれた!もう安心しろ、代わりのボディーガードを施してやる。』

こんな塗装屋って変でしょうか?笑
高級で高耐久な塗料はありますが、外的なエネルギーは無くなる事がないので必ず劣化します。
でも、もし塗装してなければもはや手遅れなほどに劣化しているはずなのです。

 

塗装は今あるべき姿を維持延命する為には相対的に安価で効果的な方法であると思います。

周りを見回してみても塗装された物にかこまれていますよね〜。^ ^
小さい物(鉛筆など)や大きい物(ビルやロケットかなど)、
あと複雑な形状でも施工できる事も塗装の特徴です!

塗装の意義

塗装って意外と凄い事をお分かりいただけたでしょうか?( ´ ▽ ` )ノ
それほどに塗装による維持延命効果は高いのです。
それでは皆様のより良い塗り替えライフをお祈りしています。

愛媛の塗装人 岡塗装 岡 宣行