外壁塗装の足場費用の相場は?足場は絶対に必要?気になるあれこれにお答えします。

  • 完成後も、10年後も美しく 会社名:JPM 東大阪北店
    永濱 正明
    所在地:大阪府東大阪市長田2-12-5-102
外壁塗装をする際に避けて通れないのが「足場」の問題です。

外壁塗装をする際に避けて通れないのが「足場」の問題です。

足場があった方がいいのはわかってはいるけれど、できれば安く済ませたい。
足場の相場っていくらくらいなの?
足場ってないといけないの?
そんな風にお思いの方が多いのではないでしょうか?

今回は
・外壁塗装の足場費用の相場
・足場の役割
・足場代が高くなる場合、ならない場合
・狭い場所でも足場は組めるのか?

についてお話しします。

外壁塗装の足場、ズバリ金額の相場は?

足場の相場価格は1m²あたり700円~1000円

外壁塗装の見積もりは金額が大きいのでどうしても適正価格というものがわかりにくく、何に対しても「相場」が気になる方が多いのではないでしょうか。

外壁塗装の見積もりは金額が大きいのでどうしても適正価格というものがわかりにくく、何に対しても「相場」が気になる方が多いのではないでしょうか。

外壁塗装の足場はm²の単価に対して「1m²~円」というような算出方法をします。
通常は1m²あたり700円~1000円の間が相場で、戸建て住宅の場合、大きさによりますが20万円前後は足場代としてかかることが多いです。
ですからこれが相場だと思ってください。

この金額には足場にかけるシートも含まれています。
例えば台風の時、風にあおられると足場が影響を受けるのですが、シートも風の影響を受けることがあります。
こういう場合はシートをたたみに行くようにしています。
つまり足場代とはただ足場やシートを建設、解体する以外にも作業期間中の足場やシートのメンテナンスも含めた金額だとご理解ください。

相場より安すぎる場合は注意が必要

先ほどご紹介した相場よりも足場代が安い場合もあるかもしれません。

先ほどご紹介した相場よりも足場代が安い場合もあるかもしれません。
サービスを受ける側としては安いというのは嬉しいものですが、あまりにも価格が安すぎる場合はちょっと注意が必要です。

足場というのは組むのに1日、解体に半日はかかります。
それ以上早くこなすことも可能ですが、足場というものは組むのも解体も慎重に行いたい作業なのです。

というのも隣の家との間が狭いお宅での場合、足場を組むときや解体するとき樋を割ってしまうというようなことが割とよくあります。
もちろんこのような事故やトラブルはない方がいいですし、起きないように最善をつくしていますが、人間のやることなので事故が絶対に起きないとは言い切れません。

ここで問題になるのが価格です。
価格が相場よりも安すぎるということは現場を1日に何本も詰めて過密な工程になっている可能性があり、その場合やはり事故やトラブルを誘発しやすい環境と言えます。
そうなると結局は嫌な思いをするのはお客様ご自身なのです。

もちろん十分に時間を確保して慎重にやったうえでもミスは起きてしまうかもしれませんが、1日に何本も作業を詰めて過密スケジュールの中で作業をするのとでは事故が起きうる可能性はやはり後者の方が高いと言えるでしょう。

安すぎるということはトラブルもミスも起きやすい可能性が大きいのです。
ですから安いからと言ってすぐには飛びつかない方が良いでしょう。
なぜその価格になるのか?を考えて見積書を見ていただくといいかもしれません。

外壁塗装における足場の役割

そもそもなぜ外壁塗装の際に足場を組むのか

そもそもなぜ外壁塗装の際に足場を組むのかと言えば、

・作業の効率を上げること。
・作業員の安全性を確保すること。

この2点が目的です。

また足場にかけるシートも足場と同様作業員の安全を確保しつつ、塗料の飛散を防止する役割があります。

足場は塗装の工事期間中のみに必要で当然工事が終われば撤去するものなので高いと感じるかもしれませんが、足場を組まないことには塗装工事はできません。
そこをご理解ください。
一昔前は足場無しの現場もあったようですが今のご時世で足場無しはコンプライアンス上ありえません。

仮に足場無し、はしごのみで外壁塗装をしたとして、ペンキが他の家に飛んでしまった場合、塗装業者の工事保険は適応されないでしょう。
足場を設置していないというのは業者の過失とみなされるからです。
それくらい塗装工事に足場は必須のものなのです。

因みに昔は丸太で足場を組んでいた時代もあります。
2階立ての戸建ての場合であれば金属の足場より安くつくからです。
ただ丸太だと安全性の問題で不安があるので、今はくさび緊結式(きんけつしき)足場という金属のものを利用することがほとんどです。

くさび緊結式(きんけつしき)足場という金属のものを利用することがほとんどです

足場代が高くなる場合、ならない場合について

足場にまつわるよくある質問にお答えします

足場にまつわるよくある質問にお答えします

足場にまつわることで「こういう場合は値段が高くなるの?ならないの?」とよくお客様から聞かれる項目を集めてみました。

・マンションや高層の建物の場合
→高くなります。
足場の運搬賃がかかるので通常の戸建て住宅より1m²あたりのm²単価は高くなります。

・階段を上らないといけない家の場合
→高くなります。
例えば掘り込み式車庫があって、道路から家までに高低差があり階段が多いような家の場合、別途足場の運搬賃がかかります。

・工期が長引いた場合
→高くなりません。
工期が長引くということは足場を長く貸出することになるので足場代が高くなるのでは?と思われる方が多いようです。
この場合工期が長くなったからといって特別に足場代が高くなるということはありませんので、ご安心ください。

狭い場所でも足場は組めるの?

狭い場所でも足場は組めるの?

もう一つよくいただく質問として「狭いところに足場を組むことができるのか?」と聞かれることがあるのですが、「人間が入るスペースがあれば足場は組める」とお答えしています。

都市部で隣の家とのスペースがほとんどなく、人が入るスペースのない家もあるんですが、そういう場合は足場が組めないので塗り替えは難しいでしょう。
ただし隣の家とのスペースがほとんどないということは、そもそも紫外線や雨が当たりにくいので痛みが激しくなく塗り替えしなくても大丈夫だったりします。

またこのような家の場合外壁塗装の塗り替えがしにくいということは竣工段階からわかっていることなので、メンテナンスが少なくて済む金属サイディングを用いていることが多いのです。

まとめ:足場代だけでなく総合的な視点で判断を

外壁塗装における足場についてお話しをしました。

足場は塗装期間中のみに発生するものなので、外壁塗装の見積りを見る際に足場代の金額が気になる方もいるでしょう。
ただここでお話しさせてもらった通り足場は必ず必要なものです。

また見積もりを見る際は足場代だけでなく総合的に判断された方がよいかと思います。
足場代が1m²あたり700円だから安いとか1000円だから高い、という風に足場だけを見るのではなく他の項目も見てみてください。
足場が安くても肝心の塗料が高ければ総合的に金額は高くなりますし、逆もまたしかりです。
何の項目にどのくらいのお金がかかっているのか、手間ではありますが1つ1つを確認し、総合的な判断をすることが業者選びで納得のいくコツなのではないかと思います。

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