【保存版】外壁塗装の色の選び方、配色のコツ!専門家が実例付きで詳しく説明します

  • 大阪府の塗装職人 会社名:JPM 寝屋川店
    大倉 達也
    所在地:大阪府寝屋川市成田町23-7
外壁塗装をする際、色選びはとっても重要です

外壁塗装をする際、色選びはとっても重要です。
また色を2色で塗り分ける場合はその組み合わせ次第で見た目の印象が大きく変わります。

単純にご自身のお好きな色を選んでいただいてもいいのですが、それは必ずしもあなたの家に似合う色とは限りません。
好きなファッションとその人が似あうかは別問題というのと同じような話です。

今回は私達塗装の専門家が外壁塗装の色選び、色の塗り分けでお客様によくアドバイスさせていただく内容をご紹介します。

外壁塗装の色の選び方

家の形状で決める

建物の形状で似合う色が違うことをご存じでしょうか?
例えば都心にある3階建ての家であれば家の形状が細長いですよね。
こういう場合は明るい色(膨張色)を塗装することで細く見えがちな家をそうでなく見せる効果があります。

濃い色はかっこよく重厚感を演出できますが、締まってみえる為細長い家には不向きな場合があります。
ですから細長い形状の家でそれを目立たなくさせたい場合はあえて膨張色を使ってみることをおススメします。

見られたいイメージで決める

見られたいイメージで決める

色は見る人に様々な印象を与えることができます。
男性的な色、女性的な色というものがあり、それぞれに見え方が違います。

一般的には女性的な色は明るくて暖かく淡い色です。
アイボリーに近いピンクやグリーンなどがいいと思います。
明るくてエレガントに見える効果があります。

これは好みにもよるとは思いますが、僕は戸建て住宅であればこういう女性的な色をおススメします。
理由として家は安らぎくつろぐ場所だからです。

そういう効果を出せるのは女性的な暖かい色でしょう。

そういう効果を出せるのは女性的な暖かい色でしょう。

一方店舗などは男性的な色は高級感や重厚感、信頼感を受け、来客者などの心理的な良い効果を受けれます。
もちろん戸建ての外壁に濃い色を採用しているお宅もたくさんあります。ただ黒など濃い色をたくさん外壁に使うということは熱を吸収しやすいというリスクがあります。
戸建てに濃い色を使う場合であれば、熱にも強い塗料にしたほうがいい
でしょう。

家族の構成で決める

家とはどういうイメージで見られたいかを色である程度コントロールできます。
先ほどの女性的、男性的なイメージもそうですが、実際にその家に住む家族構成で決めてみるというのも一つの方法でしょう。

娘様が多い場合には女性的な、息子様が多い場合は少し男性的な色を配色するのも良いでしょう。
この際に注意することはお子様が小さいからといって可愛い色を・・・と考えてしまいがちですがお子様はどんどん成長しますので、大きくなることを考慮し、カッコよく仕上げるのもコツです。

家の周りの景色で決める

山のふもとにある家と丘のふもとにある家では映える色が違います。
山のふもとであれば背景に常に緑色があるということです。
そうするとグリーン系の色を選ぶと景色と同化するので他の色を選んだほうがいいでしょう。

このように家の周りにある環境や風景との調和をイメージして色を選ぶのもいいですね。

周りの住宅との調和で決める

一般戸建て住宅では周りの住宅や、その他、景色などもありますので、その景色に調和する配色が自然に溶け込み、住宅地で浮いてしま話ないコツです。
店舗であれば多少目立つくらいでちょうどいいのでしょうが、戸建て住宅はそうはいきません。

美しい街並みというのはある程度調和がとれているからこそ実現するものであって、一軒だけ奇抜な色を塗ってしまうと街並みの景観が変わってしまいます。

周りから浮かないことは大事だけど、でも周りと一緒は嫌だ・・・そんな場合におススメなのは次にお話しする塗り分けは配色を工夫して差を出す方法です。

外壁塗装色2塗り分けや配色のコツ

外壁塗装で色を塗る際1色の場合もありますが、2色で塗り分けるときもあります。
建物は形も様々ですので、その建物を表現できる部位の配色を変化させることでその建物の形を表現でき、ときには、新築以上の完成度を表現できます。

一階二階で塗り分ける以外の方法もある

2色塗り分けのパターンで多いのが一階と二階で塗り分ける方法です。

一階と二階で塗り分ける場合、僕がおススメなのは濃い色や極端に違う色を組み合わせないことです。
濃すぎる色の組み合わせは家を分断させる印象を与えます。
パトカーをイメージしていただけたらわかりやすいと思います。
先ほど色の選び方でご説明したように違う2色を使うにしても、優しい色で塗り分けると安らげる柔らかい印象になります。
一階と二階で塗り分ける場合、僕がおススメなのは濃い色や極端に違う色を組み合わせないことです。

ただ必ずしも一階、二階を塗り分けるだけではなく、違和感のない配色でその他の付帯部などで表現することも可能ですので、あえて上下を塗り分けて真っ二つの色にする必要はありません。

三角形や四角形の箇所を利用して2色に塗り分ける

三角形や四角形の箇所を利用して2色に塗り分ける

外壁で三角形や四角形の箇所はその箇所や周りの色を変えることで形を表現することがあります。
特に三角とは風水的に縁起の良い形なのでその形を活かして色を変える場合もあるんですよ。

三角形や四角形の箇所を利用して2色に塗り分ける

まとめ

・外壁塗装で色を選ぶ際のポイント
・2色塗り分ける際の配色のコツ

についてお話ししました。

基本的にはその方の好きな色を自由に塗るほうが良いと思います。
ただしここでもお話ししたように家の形状や見せたいイメージによって似合う色は違いますし、塗り分け方でも見た目は大きく変えることができます。

色の感性は生まれ持っての感覚によるところが大きいので、頭では理解できても実際にご自分の家の色を選ぶとなるとわかりにくく、決められないこともあるでしょう。

そんなときは私どもプロの塗装の専門家のノウハウをぜひ活用してください。
専門家として頼っていただき、思っていること全部をお話ししていただいたほうが最適なアドバイスができ、最終的には色に関するトラブルは随分と減るのではないでしょうか。