色の魔術師が教える!家の塗装における白色の使い方

  • 大阪府の塗装職人 会社名:JPM 寝屋川店
    大倉 達也
    所在地:大阪府寝屋川市成田町23-7

色の工夫

建物に合った色はもちろん、風景や環境も大切な材料になります。
ただもう1つ加える隠し味が「家族」ご自身妻または夫娘
息子そしてペット等々それぞれの家族をイメージします。
例えばお客様が60代だとします。

そうしたらお客様は「落ち着いたいろ色が良いかなぁ?」なんて思う方が多いとは思います。
グレー 、ブラウン系の色を想像するでしょうか?
そこを一捻り、年を意識し、年を取ったと思い、落ち着いた色(暗い色)を選択するよりも、年を取ったからこそ、明るい色で元気に!!そんな配色を目指しましょう!

「派手」と「明るい」は違いますので、オレンジやピンク等を想像する事はありません。
家を見るたびに明るく元気な色を塗装して清潔感や堂々感を表現しましょう!!( ^ω^ )
洋服もその様に明るい色を着ると吉です。人は「色」で気持ちの変化をするのです。
もう1つの例は小さなお子様がいるとしましょう。

子供らしい色は「可愛い」とか「華やか」とかその種類はブルー ピンク オレンジ等お客様により様々です。
もちろん家は子供らしく明るい家に完成しますが、問題は子供達の「成長」子供達は成長し、大きくなるのです。
最近の外壁は塗装は高耐久の塗装が多く、15年程保つ種類も多くあります。
今、2~3歳の子供は12~17歳に成長し、そんな年頃の際にも、今回選んだ配色が続きます。

そんな年頃の時代に、ピンク、ブルー等では(色の彩度によりますが)
「友達にみられるのが恥ずかしい」等の気持ちも出てくる可能性があるのです。
子供部屋の壁紙も同じです。
空の模様のモノやお姫様ちっくなモノも。。。

(夜星が光るのも大人になれば無いほうが良い。。。)(笑)
恋もすることでしょう。
好きな女の子に見られたく無い!
友達連れてくるのヤダ!ってな事もあり得るのです。

今のお子様の成長をも考慮した色の配色は意外に大切で、そのお子様の「青春の色」にも関わる事をほんの少し頭に入れておけば外壁のリフォームの成功につながることでしょう。

色んな『白』で大成功

まず『白』が持つ色についてお話しいたします。
純白の白と言われる白は、何色でも染まる。
白は物を大きく見せる。白は清潔を連想する。
白は制服の白、白い服を着るとチームワークが良くなる。
そして指示も受けやすくなる。人は色によって影響することがあるのです。

有名な建物では『姫路城』、白鷺城とも言われています。
姫路城が白く見えるのも、これはこの間の『併置混色』を利用していて、銀の瓦の間に白い漆喰を重ね並べているからなのです。
遠目で見ると、銀と、白が混ざり合う。

人の目の構造を利用して、白っぽく見えるお城なのです。
建物は近くで見るより、離れて全体を見ることが多いので、そのようにデザイン、配色されていることが多いのです。
今日は、そんな白に注目してみましょう。
まず、『白』とは光の多くを反射し、目に入り白に見える。

と同時に熱(赤外線)も反射してくれる。
もしこの白が家に塗れたらそれは明るく清潔感がでる美しい家になるでしょう。
白は汚れやすい、明るすぎるとよく言われますが、『汚れ』に関することは塗料の性能でも防ぐことはできますがその白の明るさは改善できません。

もし『白』をうまく利用できるなら利用の仕方一つで白のファンの方はきっと役に立つでしょう。
魅力たっぷりの『白』をいろんな方法で利用して明るい家を創り上げましょう!
人により『白』にはいろんな『白』があります。

白に近いアイボリー
白に近いグレー
白っぽ緑、などなど、、、。
オフホワイトやアイボリー・ベージュがその例です。

表現は様々、いわゆる、単体で見ると白っぽい色、それも白 ?
と、真っ白出なくても 『白』に感じる方もおられます。
『この色好きで塗りたいけど少し白すぎるかな』そんな時にちょっとした工夫で、
そのいろんな白を表現できるのです。

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左に白い四角と右にアイボリーが見えます。
左は明るすぎて、外壁には不向きと思う方もおられます。
ですが、右のアイボリーはこれくらいの色なら、明るくて綺麗と外壁に利用する方もおられると思います。

左の四角と右の四角は、実は同じ色で、隣にある色によって影響され、
目の錯覚で明るい色に見えているのです。
もし、単体で右の色が明るく見えてしまう方は、そのアイボリーの隣に『真っ白』を配置すれば思い通りのアイボリーの色に見えます。

逆に、右下(B)の家の写真は茶色で『白』を囲っていますが、それは『より白く見せる』ためなのです。
真っ白と比べられたアイボリーは、明るすぎず、心地よいアイボリーに見えるのです。
明るすぎるかな?と思った時には(B)のように軒天井や、壁の『すぐ隣の部位』に明る良い『白』や明るめの茶色などを配置すれば、アイボリーはその本当の色を表現し、綺麗にまとまるのです。

もちろん建物の形も考えて配色することが大切です。
反対にその『真っ白な白』は明るく家の形の奥行きを出し、家らしい家の表現に一役かってくれるでしょう。
もちろん、目の錯覚を利用した見せ方は、他の色でもできます。
色をどう見せるか、、どういう風に表に出して主役にするか。

少しの工夫で『白』を思い通りに表現できるのです。

混色で色のマジック!

さて、次は色の混色の話、『併置混色』の利用方法です。
外壁の色って迷いますよね・・
明るくしたい、落ち着いた色にしたい、等々。

どんな色でも複数の色を場所によって配置することによって立体感や、暗い壁面を明るくできたりします。
そんな色のマジックをこれからも数回に分けて説明しますが、今回は「混色」。
近くで見る色の雰囲気遠くで見る家全体の色の雰囲気が、混色によって変わるという目の錯覚の楽しみ方を説明したいと思います。

主にサイディングの外壁で模様(意匠)がある外壁で私達はよく利用する混色、まずはその仕組み。

混色で色のマジック!

どうでしょうか?上の図は左端は赤と黄色ですが一番右端はオレンジに見えます。
実際の家だと、(上のような激しい色は使いませんが)左端はピンクと白に近いアイボリー、近くでは模様に見えます。

  • 外壁を楽しむポイント1

※ピンク好きなお客様にはピンクを上手く利用する方法です。

家全体をピンクには塗れませんよね?
そこで近くで見る場合のみ、ピンクを表現してピンク好きのお客様に喜んでもらいます。
ピンクを上手く使いましょう!
遠くで見ると ピンクとアイボリーが混ざって全く新しい色に見えるのがわかるでしょうか?

  • 外壁を楽しむポイント2

植木の緑とよく合います。
景色も色の配色ポイントに含めるのも良いですね・・・・。
近くと遠くで2度楽しめて、模様もあれば家に近づいて来るお客様等を少しびっくりさせれるのでは無いでしょうか?
家の模様を活かし、目の作用を利用し外壁の色を変化させる方法。

一度塗れば10〜15年その色になるのですから、「今」外壁の色を楽しむ方が良いと思いませんか?
太陽の光が当たる角度でも目に入る色の光は変わります。
耐久性、機能、そして色。
一捻りで外壁のリフォームを成功させましょう!!(⌒▽⌒)

外壁の色を決めよう!

外壁の色は悩みますか??悩んで当然ですよね、、、
今回の塗装で10年以上はその色になってちゃうんデスから・・・
色は国々によって感性も違いますし、色に持つイメージも変わります。
景色も違うし、、、本当に困りますよね・・

ただ、あんまり悩むのなんですから、少しばかりアドバイスを!!簡単なアドバイス。
今の建物の色を生かす配色、そして隠すための配色、様々な配色があります。
細長いものに、濃色などはより細く(収縮色)、それを隠すためには明るい色を(膨張色)
他に左右アンバランスにすることによって錯覚的に大きさを分かりにくくする。

都会では小さな家でも膨張色、暖色などほんの少しの工夫でそれをカバー出来るんですね。

○よくあることですが、

『この色気に入ってるんだけど、隣と似てるしなぁ~』この様な事、よくありますよね・・・
この場合もお隣が塗り替え後ならまだしも・・・
まだ塗り替える前なら、遠慮なくその色に塗り替えてオッケー!

きっと数年後にはそのお隣が塗り替えてきっと違う色にするでしょう・・・

★『子供がまだ小さいから可愛い色にしよう!!』
なんて事も良く有りがちですが、お子さんは大きくなりますから、その辺も考慮して色を考えて参りましょう。
男の子の場合、やはり男らしくも見える様に。女の子の場合、女性らしさよりも清潔感、調和性。
いづれにしても大きくなると『好きな子』『恋人』などが出来るでしょう。

その時にその好きな女の子や、男の子と家の前に一緒に来ても恥ずかしくない(年頃の子は何を恥ずかしがるかは難しいものです)様な家のデザインにすると良いのかと私は思います。

★一番成功するのはその家の「奥様』を花に例えること。
そしてその花の色で家を装うと奥様も、家も良いイメージになるものです。

○難しい色で塗装する場合のコツ。

特に難しいけど大好きな緑で塗装したい場合の例ですが、緑を全体に塗装するとただの緑の要塞、、、
組み合わせ次第では大好きな緑がすごく心地よくアクセントや、その家のイメージカラーになります。
白や、茶色と仲間にしてあげることで自然に緑の色を受け入れやすくなるのです。
下にある茶色と緑のシュミレーションを見るとどちらも良く感じませんか??
それは組み合わせがいいからです。

人間は色にイメージを持つ習慣がありますので茶色と緑で『木』『樹木の』イメージから自然と安心できる組み合わせになるのです。
自信を持って緑の外壁にしたい時のコツは緑の外壁に、『雲の白』『木の茶』そして『葉の緑』を連想し配色してあげることで緑の家でも景観を壊すことなく

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色は人の、心、気持ちに影響する場合もあります。
元気が出る色、落ち着く色、暖かいい色、自然を感じる、幸せを感じる、平和感、お客様皆様が幸せなる色をたくさん増やしましょう!!
外壁が少し明るすぎるかな?と不安な時は隣に白を塗ることによって外壁の色が表に出てきますのでオススメですよ。

軒天井は影になる部分ですので白でも丁度いいくらいです。

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○気軽に楽に選びましょう!

あまり悩みに悩んでは肩がこるだけです。
明るい白っぽい色が良い!濃いめで重厚感のあるブルーが良い!!
明るく綺麗なピンク系が良い!!そんな感じで参りましょう!
白は汚れが目立つ??

そんな場合も大丈夫塗料には光触媒機能を持ち汚れから建物を守ってくれる塗料もあります!
自信を持って白い色を選んでください。
濃い色で塗ると暗くなるかな~なんて悩みも一色で塗る必要はありませんから
アクセントにあなたの好きな色を選んでください。

全体に塗るよりもあなたの大好きなその色はより良く目立ちあなたの目に飛び込んでくるでしょう!
好きな色の隣に違った色を持ってくることによりあなたの大好きな色を『主役』にできるのです。
いわゆるほかの色は『脇役』そしてアクセント色を『主役』にもできものです。
淡い色も同じように明るいピンクをそのまま全体に塗るよりも清潔感のあるホワイト系の色と組み合わせます。

すると近くでは模様に、そして遠目からは「混色」しちょうど良い心地よい色合いになるのがわかるでしょう。
わかりますでしょうか?ピンクとホワイトが距離をとることにより混色し派手さを制御し自然に見えます。
工程をきちんと守ることは当たり前の事、それに加えて私たちJPMは、お客様の愛家の愛着をも高めてみせます。

不明な点はJPMまで。
成田塗装 大倉達也

追記:
自然界の色のパワーと力。
「トラ」、自然が産んだあの模様と色、どうしてあの色模様になったのだろうか、、、不思議でたまらない。
美しく華麗で、そして力強い。
最高のセンスと流石だ神様!!と小さい頃から思っていた。

何気にトラの模様を見慣れて30年以上。
私達が決して解らない根拠が彼らの色と模様になっているのだろう。
「神」こそ知る色の根拠、
「神」こそが最高のコーディネターなのだろう。